オリックス、月額1万円のベア実施 3%超の賃上げで「社会的な要請」に対応

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 オリックスは17日、4月から、グループ14社の社員約1万人を対象に、月額1万円のベースアップを実施すると発表した。定期昇給を含めた月額ベースで平均約3.3%の賃上げとなる。不動産や海外事業による好調な業績を背景に、5年連続で賃上げを決めた。個人消費の拡大を後押しする賃金引き上げへの社会の要請に応えるためという。

 管理職以外の社員は約5.4%の引き上げになり、新卒の初任給も職種ごとに1万円上がる。賞与は、2018年3月期の決算確定後の6月に決まる。

 来年3月までに、資格取得や語学学習など、福利厚生に使える年間6万円分のポイントも付与する。昨年4月に、1日の所定労働時間を20分間短い7時間にしたほか、残業時間の短縮も推進しており、その時間を有効活用して仕事に生かしてもらう。年に1度、5営業日以上の連続休暇を取った社員に、宿泊費や交通費として支給していた奨励金は、全社員一律で5万円に引き上げた。

 安倍晋三首相は18年の春闘で経済界に3%の賃上げを求めている。経団連も16日に発表した経営側の指針で、この要請が「社会的な要請」であるとして言及し、企業に賃上げを促している。