よく利用されているのは、ミネラルウォーターやビール、ジュースなどのドリング類。重くてかさばる商品なので、ネットで購入する人が多い。また、ティッシュペーパーやオムツ、シャンプー、化粧品など、毎日使う日用品も利用に最適だ。
▽「労働としての買い物」をもっと便利に
サイトでは定期的に買う商品を「お気に入り」として登録できるので、検索で迷うことはない。購入履歴から自動的に予想残量を把握し、残量が10%になるとメールで知らせてくれる機能も付いている。
「毎日の買い物を便利にする究極のコンシェルジュを目指しました」と話すのは、このサービスを立ち上げた株式会社スマートショッピング代表の林英俊さん。外資系企業でコンサルタントとして活動した後、スペインでMBAを取得。12年からアマゾンジャパンでプロダクトマネージャーを務め、起業をした。日本のネット通販の開拓者的存在である。
「買い物には、2種類あると思っています。自分が好きなものを選ぶ『楽しい買い物』、そして毎日の消耗品などを買う『労働としての買い物』です。後者は、誰でも手間や時間をかけたくない、省力化したいのではないでしょうか。ですから、データを活用すれば、もっと便利にできるのではないかと考えたのです」(林さん)