【Luxeな日本~地元発】爽快!瓦割り 外国人観光客大受け 柳沼愛子 

瓦割りに挑戦、見事成功した外国人観光客
瓦割りに挑戦、見事成功した外国人観光客【拡大】

  • 積み上がった瓦を前にグローブをはめてポーズをとる筆者
  • 手にグローブをはめて、瓦割りに挑戦する筆者。5枚割ることができた
  • 瓦割りにつかう「のし瓦」。裏面に切れ目があり、真ん中を狙うときれいに割れる

 日本人でもなかなか体験できない「瓦割り」が今外国人観光客の注目を集めている。

 東京都品川区にある屋根工事会社、石川商店が始めた「かわら割道場」。屋根に使う瓦をもっと多くの人に広め、触れる機会を持ってほしいと体験道場を始めた。当初はストレスの多い(?)日本人向けのつもりだったが、最近は米国や香港からの観光客も訪れるという。

 浅草にある「瓦割りカワラナ」を紹介してもらい、訪ねる。まず、瓦の説明、割り方や注意事項のレクチャー。使うのは、もともと割ってから使用する「のし瓦」で、裏面に切れ目が入っている。しっかり真ん中を狙えばきれいに割れる。場所を間違えたときの痛みは強く、ダメージがあるので失敗してもやり直しは認めない。万一けがをしても、自己責任だ。

 さあ、手にグローブをはめ、いざ、チャレンジ。成功! 5枚割ることができた。ダメージはほとんどなく、爽快感と達成感が全身に満ちてくる。

 この日はオーストラリアから来た6人のファミリーが挑戦していたが、8歳の男の子を含めて全員成功。彼らの盛り上がりぶりを聞きつけ、外国人や日本人が列を作り始めたほど。日本文化の瓦が、ちょっと変わった形で認知されようとしている。

 【luxe(リュクス)】 フランス語で元の意味は「贅沢」。最近は優雅で上品でありながら、洗練された贅沢なもの・ことなどの意味で使われる。

<プロフィル>

 やぎぬま・あいこ 元テレビユー福島アナウンサー。現在はTVCMに出演する一方で、webサイトコラムも執筆中

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