お城 値上げの陣 かさむ維持費…「入城料」アップ相次ぐ “城主”負担軽減狙い (1/4ページ)

「平成の大修理」を終え27年3月から入場料の大幅値上げに踏み切った姫路城
「平成の大修理」を終え27年3月から入場料の大幅値上げに踏み切った姫路城【拡大】

 歴史ブームで全国各地に残る城への関心が高まる中、入場料を値上げする城が相次いでいる。城の運営や維持にかかる経費の負担軽減が主な理由とみられるが、平成28年4月の熊本地震で熊本城(熊本市)が大きな被害を受けたことも記憶に新しく、大規模な災害などに備えて「貯金」しておきたいとの思惑も見え隠れする。“殿様商売”とは言い切れない事情がのぞく。(渡部圭介)

改修後600円→1000円

 江戸時代までに創建された天守が残る12城(現存12天守)でみると、彦根城(滋賀県彦根市)は築城410年祭が終わった昨年12月11日から入場料を引き上げ、個人一般は同祭期間前の600円から800円になった。

 また、丸岡城(福井県坂井市)は昨年4月から大人料金を300円から450円に。松江城(松江市)は今年8月に料金を改定予定で、大人料金は110円アップの670円になる。