女子力向上、釣行安全…お守りの種類、日本一? 800種「願いの数だけ用意」、偽物出回るほどの人気 山口・琴崎八幡宮

琴崎八幡宮特製のお守りを持つ藤野勝也さん=山口県宇部市
琴崎八幡宮特製のお守りを持つ藤野勝也さん=山口県宇部市【拡大】

 女子力向上、釣行安全、海外護身-。800種類以上の特製お守りを取りそろえている山口県宇部市の琴崎八幡宮は、全国でも珍しい神社だ。権禰宜の藤野勝也さん(46)は「種類の多さはおそらく日本一。世にある願いの数だけお守りを用意したい」と話す。

 藤野さんは約25年前に同神社に奉職。学問の神様菅原道真を祭った防府天満宮(同県防府市)など近隣に著名な神社があり、「何か特色を出さないと生き残れないのでは」と当時から危機感を抱いていた。

 奉職後すぐに与えられた仕事は、お守りやお札など授与品の管理。一部は倉庫で眠り、不良在庫と化したお守りの数々に目を付けた。「これ、生かせるんじゃないか」

 新作の開発も進めた。1年後に企画したのが、黒と黄色で縁取り、緑の十字をあしらった「作業機械安全守り」。工事や建設など現場作業に携わる人から好評で、「大阪で偽物が出回るほど人気でした」。

 日本海沿岸で相次いだ北朝鮮船の漂着を受け、海上警備に携わる人向けに「沿岸警備守り」を作ることも視野に。藤野さんは「ニュースや周囲の人との会話など、日常生活すべてがお守りを作るアイデアにつながっています」と笑った。