就業体験で選考、6割「反対」 大学、就活早期化への影響懸念

 就職活動を控える大学生向けに企業が開くインターンシップ(就業体験)について、一部の企業による実質的な採用選考への利用に対し、全国の大学の61.2%が反対していることが、人材サービス会社アイデムの調査で分かった。

 学生が企業で働いて仕事を理解するのが目的だが、人手不足や激しい人材獲得競争を背景に、参加した学生を就活解禁前に選考する動きも起きている。アイデムは「就活が早期化して学生に影響することへの懸念がある」と分析している。

 採用選考につながるインターンの反対派は計61.2%。「反対」が13.7%、「どちらかと言えば反対」が47.5%だった。「賛成」(4.3%)「どちらかと言えば賛成」(34.5%)を合わせた賛成派は38.8%だった。

 反対派は「学生の視野が広がる前の囲い込みはミスマッチにつながる恐れもある」(国公立)や「早期化に拍車が掛かり本末転倒」(私立)とする意見が目立った。

 「地方と都市はインターンの参加条件に格差があり、不公平だ」(私立)との指摘もあった。

 賛成派は「学生と企業がマッチングして採用につながればよい」(私立)などとしている。

 調査は昨年10~11月、インターネットなどで実施し、270校・キャンパスから有効回答を得た。