就職活動をしている大学生、大学院生のうち73%は、特定の都道府県内や都市圏など限られたエリアで働く「地域限定正社員」への応募を考えていることが、労働政策研究・研修機構の調査で分かった。勤務地の希望は現在の居住地周辺が多く、Uターン就職を検討している人は10%だった。
昨年7月、就活サイトに登録している学生約5600人を対象にアンケートした。
地域限定正社員としての採用について尋ねたところ、「ぜひ応募したい」と回答した人が25%、「一般正社員と処遇の大きな差がなければ応募したい」が48%だった。応募を考えているのは女性や文系の学生に多かった。
応募を希望する学生の77%は現在の居住地で働くことを望んでおり、65%が東京、大阪、名古屋の三大都市圏に住んでいた。