なぜ「スーツにリュック」の人が増えたのか 背景にある3つの要因 (1/4ページ)

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  • 昨年11月の吉田カバン展示会で発表された新商品のリュック(編集部撮影)

 最近、「スーツにリュック」という格好のビジネスパーソンが目立つ。ユーザーの要望を受けて、メーカーも「ビジネスリュック」の品ぞろえを増やしている。この流れは今後も続くのだろうか。人気メーカーの「吉田カバン」と「土屋鞄製造所」に聞いた--。

 もはや「通勤の定番」に

 「スーツ姿にリュックを背負って電車通勤する人が増えた」--と初めて記事に書いたのは2016年の冬だった。これ以降もリュック姿のビジネスパーソンは増え続けているように感じる。利用者の声を受けて、メーカーも「ビジネスリュック」の品ぞろえを増やしている。

 この動きは女性にも広がっている。たとえば昨年、大手製造業の支社を取材した際、2人の広報担当の女性社員は「今日は2人ともリュックで出張してきました」と語っていた。

 服装のマナーとしては、スーツには手提げのブリーフケースが定番だ。だが、手提げでは重い荷物を持ちづらい。このため肩掛け用のストラップのついたカバンをもつビジネスパーソンも多い。普段は手提げで、荷物が多いときは肩掛けにすればいい。ただし片側の肩だけを使うのは疲れる。リュックなら両肩を使えるから、より多くの荷物を効率的に持ち歩ける。問題は「スーツ×リュック」は服装のマナーとしてアリなのか、という点だ。

 メーカーはどう対応しているのか。人気ブランド2社の動きとあわせて、この現象を考えてみたい。

 増加しているのは「四角いタイプ」

 「ポーター」などのブランドを持ち、性別や世代を超えてビジネスパーソンに人気の吉田カバン(株式会社吉田※)が、昨年11月に東京都内の本社ビルで、2018年春夏シーズン向けの「新商品展示会」を開催した。今年3月頃に発売予定の新商品のラインナップでは、リュック型も目立っていた。

 ※正式表記は「吉」の字が「土」に「口」。

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