格好つけない「笑いの技術」がポイント 芸人からトップ営業に転進できた話し方 (1/3ページ)

 吉本興業のタレントを経て、営業マン・起業家に転身した殿村政明さん。なぜ転進が成功したのか。殿村さんは「笑い」のメカニズムを分析し、営業に役立つ「話し方」を教えています。そのポイントとは--。

※写真はイメージです(Getty Images)

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 信念を置いたのは「礼儀正しくて面白い人」

 関東の人でも関西の人でも、男でも女でも、人は笑うと距離感がいきなり縮まるものです。その理由は警戒という壁が崩れてリラックスするからです。

 私は吉本興業の芸人を経てハウスメーカーに営業マンとして就職し、その後独立して起業家となり、現在は笑いのスキルでコミュニケーションの活性化を目的とする「笑伝塾」を営んでいます。

 私が営業マンとして就職したばかりの頃は「丁寧」をモットーにやっていましたが、営業成績はボチボチという程度で、決して褒められたレベルではありませんでした。しかし、まわりの先輩でトップ営業マンと言われる人たちは、丁寧なだけではなく、冗談や笑いを取りながら接客していることに気づき、吉本時代の笑いのスキルを積極的に出していくことにしました。その結果、1年後には全社トップの営業マンとなり、退職するまで維持できました。

 私が営業マンとして信念を置いたのは「礼儀正しくて面白い人」です。そんなキャラクターに見てもらえたらいいなと思い仕事をしていました。

 笑いのスキルの中で私が使っていたツカミをひとつご紹介します。初対面の席に座ってすぐ「あれ? 間違ってたらすいません。もしかしてジョニー・デップですよね?」と言うのです。すぐに笑ってくれるお客さんと照れながら笑ってくれるお客さんがいますが、どちらにしろ柔らかいムードになり、商談がとてもやりやすくなります。

リアクションは少し大きめに