インフルエンザの猛威に警戒必要 患者届け出数は横ばい状態 長野

 長野県保健・疾病対策課は、最新週(22~28日)の県内感染症情報を発表し、猛威をふるっているインフルエンザの感染患者届け出数が前週(15~21日)から横ばい状態にあるとして、注意喚起している。

 それによると、1医療機関当たりの患者届け出数は47・88人で、前週より0・44人下回っただけだった。一方、学級閉鎖などの措置を取った学校や保育園・幼稚園は181施設で、前週より40施設増えた。

 11保健所別の患者届け出数は、上田が87・25人と突出。長野市(50・94人)、松本(50・69人)、伊那(50・13人)などと続いた。上田など5保健所で前週より増加し、佐久(28・57人)と大町(20・67人)を除く9保健所で警報発令基準(30人以上)を超えた。

 過去5年間の同期比で、最も患者届け出数が多い状況が継続しており、県保健・疾病対策課は「今後もこうした状態が続く」と話している。