作家、栗本薫さんの未発表原稿発見 「ぼくらシリーズ」“幻の第2作” 電子書籍で配信へ

栗本薫さん
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 小学館は2日、平成21年に死去した作家、栗本薫さんの未発表作「ぼくらの事情」(未完)の自筆原稿を発見したことを明らかにした。同作は当初、江戸川乱歩賞を受賞した長編ミステリー「ぼくらの時代」に続く「ぼくらシリーズ」の第2作として執筆されたが、未発表になっていたという。

 この“幻の第2作”は電子書籍「栗本薫・中島梓 傑作電子全集」(全30巻)の第3巻に収録され、9日から配信される。

 「ぼくらシリーズ」は、作者と同名の探偵の活躍を描いた作品。今回発見された「ぼくらの事情」は、主人公らの大学入学後、学生運動の中で起きた内ゲバ殺人などが描かれているという。

 栗本さんは、「中島梓」名で評論でも活躍。長編ファンタジー「グイン・サーガ」などの代表作がある。