【書評】『北朝鮮がアメリカと戦争する日』香田洋二・著


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 ■米朝開戦のXデーを大胆予想

 2018度予算案に、巡航ミサイル導入の費用が計上される見通しだという。「島嶼(とうしょ)防衛」が主目的だが、緊迫する北朝鮮情勢も背景にあることはほぼ間違いない。

 本書の題名にあるように、そんな日がくるのか。元自衛艦隊司令官の著者は「米朝開戦Xデー」を大胆に予想する。最も早いXデーとは…。著者が冷静な分析を交えて提示したシナリオに、深く納得する読者は少なくないだろう。

 そして、なぜ北朝鮮はこうも弾道ミサイル発射と核実験を繰り返すのか。朝鮮戦争からの歴史的背景にも言及しており、「北朝鮮危機」の現状がよく分かる。(842円、幻冬舎新書)