“古くて狭い”団地イメージ払拭 空き部屋2戸→1戸、広々リノベ物件「ニコイチ」人気 (1/2ページ)

平成28年度の「ニコイチ」物件「ふたつのリビングを持つ贅沢な家」=大阪府住宅供給公社提供
平成28年度の「ニコイチ」物件「ふたつのリビングを持つ贅沢な家」=大阪府住宅供給公社提供【拡大】

  • 住居リノベーション「ニコイチ」の一例
  • 木の棚がたくさんある一室に住む吉田あやさん=堺市南区

 大阪府住宅供給公社が展開する団地で、空き部屋2戸を1戸につなげて改修した新しい住居スタイル「ニコイチ」が脚光を浴びている。同府堺市南部と和泉市東部に広がる西日本最大級のニュータウン「泉北ニュータウン」や同府寝屋川市の団地で採用。広い間取りで家賃は基本的に7万~8万円に抑えられるとあって子育て世代を中心に人気なのに加え、古くなった団地の再生策としても注目され、他府県も視察を予定。公社の担当者は「古くて狭いという団地のイメージを払拭し、ゆとりある生活を楽しんで」と話している。

 子育てテーマに

 「木のぬくもりが感じられて住みやすい」

 昨年12月にまちびらきから50年を迎えた泉北ニュータウンの茶山台団地(堺市南区)。2年前に堺市東区から引っ越してきた吉田あやさん(37)はニコイチを活用。室内に木の棚を設け、充実した収納を実現した。

 茶山台団地では、管理運営を行う府住宅供給公社と堺市が連携、子育て世代を呼び込もうと、平成27年度からニコイチの取り組みが始まっている。

 公社によると、26年度に空き部屋5戸(1戸45平方メートル)を大規模改修して入居募集したところ、「子育てするには狭い」との声が寄せられた。そこで、2戸をつなげて1戸にし専有面積を2倍の90平方メートルにするニコイチを提案したところ、希望者が増加。応募倍率は7倍にまで高まったという。

「子育て世代が暮らしやすい家」がテーマ