東北大、過敏性腸症候群調査 iPhoneアプリでデータ収集

 東北大は、ストレスでおなかの調子が悪くなる過敏性腸症候群(IBS)に関する新たな調査を始める。腹痛時の自律神経の動きを脈から測定するiPhone(アイフォーン)の専用アプリ「おなかナビ」を開発。利用者からデータを幅広く集め、未解明な部分が多い発症メカニズムを解明したい考えだ。

 成人であれば誰でもアプリをダウンロードしてデータ収集に協力できる。利用者は安静時や腹痛時に、アイフォーンのカメラに指を当てて約90秒間脈を測定。排便の前や最中に起きた腹痛の頻度や、過去3カ月間の腹痛の状況といったアンケートに答える。

 IBSは成人の約15%が患っているとされる。東北大は、下痢や便秘などの症状に関わっている自律神経のデータと、アンケートの回答を詳しく分析する方針。

 東北大の田中由佳里助教(機能性消化管学)は「おなかで困っている人に、この病気について知ってほしい。データはできるだけ早く報告し、役立てたい」と話している。