軽井沢を「テレワーク」の拠点に 総務省の後援で今月中旬にツアー開催 (2/2ページ)

テレワーク体験ツアーで訪れる予定のリゾート施設「ライジング・フィールド軽井沢」
テレワーク体験ツアーで訪れる予定のリゾート施設「ライジング・フィールド軽井沢」【拡大】

 軽井沢ソーシャルデザイン研究所の鈴木幹一理事長は「自宅を想定する人が多いが、軽井沢のような高原リゾートでのテレワークや、長期滞在型の『ワーケーション』(仕事と休暇)を行うのが本当の働き方改革であり、観光客誘致にもつながる」と狙いを語る。

 ツアーは今後、毎月開催する予定で、東京でも講演会を予定している。総務省も自然環境が能率に与える影響や、自宅や既存拠点以外でのサテライトワークの実現性についてデータを収集する。

 1月15日には山田修路総務政務官が訪れ、テレワークをテーマに首都圏からの移住者らとの意見交換を実施。「東京と行き来している人が多いのでコミュニティーの多様性がある」「情報発信が足りていない」などの意見が寄せられた。総務省は集めたデータと合わせて、今後のテレワーク推進政策に役立てる方針だ。