北陸地方の記録的大雪、なお680台足止め 福井県が災害救助法適用、2夜連続車中泊も

記録的な大雪に見舞われ、国道8号に立ち往生したトラックと除雪する重機(右)=7日午後7時20分、福井県坂井市
記録的な大雪に見舞われ、国道8号に立ち往生したトラックと除雪する重機(右)=7日午後7時20分、福井県坂井市【拡大】

  • 記録的な大雪に見舞われ、大量の雪が積もった住宅街=7日午後6時26分、福井県坂井市

 記録的な大雪となった北陸地方では7日も断続的に雪が降り、福井市では午後9時現在、146センチを記録した。福井県などの国道8号で6日に発生した車の立ち往生は、7日夕に約680台を数えた。陸上自衛隊は約900人態勢で除雪作業を続けたが、解消のめどは立たず、2夜続けて車内で過ごさざるを得ない状況。県は大雪の被害が出ている福井、あわら、坂井の3市に災害救助法を適用した。

 県は7日、福井市で雪に埋もれた車の中で男性(50)が一酸化炭素(CO)中毒で死亡しているのが6日夜に見つかったと明らかにした。7日午前8時20分ごろには、富山市で道路の除雪作業をしていた40代の男性会社員がフォークリフトごと用水路に転落し死亡した。

 消防によると、除雪中に転倒するなどして、福井、富山、石川の3県で少なくとも42人が重軽傷を負った。

 陸自などによると、6日午前に福井県あわら市と隣の坂井市の約10キロ区間で立ち往生した車は、ピーク時の約1500台から400台以下に減少。ただ、新たな立ち往生も発生したため、福井市からあわら市の約17キロの区間で計約680台が動けなくなっている。

 福井県は、体調不良を訴える人の手当てをするため福井、坂井両市に救護所を設置。坂井市の救護所には7日午後までに車中泊を強いられるなどして疲労を訴えた15人が訪れた。いずれも健康状態に問題はない。他に人工透析に向かう途中だった70代女性など3人が救急搬送された。

 石川県の小松空港では全42便が欠航したほか、能登空港でも数便が運航を取りやめた。

 金沢、富山両地方気象台によると、7日午後9時現在、金沢市で87センチ、富山市で61センチの積雪を記録した。