君たちはどう辞めるか 3回会社を辞めた私が考える「サラリーマンの理想の引退」 (3/4ページ)

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 そういえば、日本電産の永守社長が退任することが発表された。ドワンゴの創業者、川上量生氏も、代表からおりた。孫正義氏、柳井正氏、三木谷浩史氏などはどのように引退するのだろうか。

 もっとも、経営者というものは必ずしも理想の辞め方を実現できるわけではない。責任をとって辞任せざるを得ない場合もあれば、後継者が育たず続投し続けなければならないことだってある。後継者の引責辞任などのために、復帰せざるを得ない場合だってある。

 実は会社員の方が、定年退職の時期は決まっているし、自分で辞め時を決められるともいえる。つまり、「どう辞めるか?」のコントロールがし易いのだ。

◆辞め時をコントロールする

 この、「いつ、どう辞めるか」を考えることはキャリアデザインそのものだ。私は、正社員としては3回、会社を辞めたことがある。1回目は31歳の時に、リクルートを辞めたとき、2回目は34歳になる直前にバンダイを辞めた時、3回目は38歳になった時にベンチャー企業を辞めた時だ。

 少なくとも自分にとっては、悪くない辞め方だったのではないかと思っている。「そろそろ出る時だよな」と自分の中では納得感があったからだ。周りもそんな反応だった。会社の中でやりたいこと、やるべきことはやりとげた感じで、自分はそろそろ離れるべきだと感じたというのが、すべての共通点だ。

 ホンネを言うならば、リクルートを辞めた31歳の時は、同期が課長や副編集長になり始めた時期で、やや焦りを感じつつも、自分はそうなりたいかというとそうでもなく、会社の方向性にも疑問を感じることが多くなってきた頃だった。

この春、異動や転職、退職が決まっている中年へ