平均月給0.1%増、30万4300円 女性は4年連続最高 (2/2ページ)


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 年齢別では、男性が39歳以下の各層で増加し、40歳以上では55~64歳を除き減少。女性は30~34歳を除く年齢層でいずれも増えた。厚労省では「業績評価型の企業が増えているほか、人手不足を背景に若い人を中心に賃金が増える傾向にある」と説明している。

 短時間労働者の1時間当たりの賃金は2.0%増の1096円だった。男女別では男性が1.8%増の1154円、女性が1.9%増の1074円となり、女性は統計を始めた昭和51年以降で、男性は63年以降でいずれも過去最高を更新した。

 賃金をめぐっては、安倍晋三首相が今春闘で経済界に3%の賃上げを要請している。経済界も前向きな姿勢を示しており、昨年を上回る結果が得られるか焦点となる。