きょう就活解禁 続く売り手市場 短期決戦 メガバンク動向焦点 (1/2ページ)

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 2019年卒業の大学生を対象にした就職・採用活動は、経団連指針で、会社説明会など広報活動が3月1日に解禁となり、本格化する。面接などの選考は6月解禁と、3年連続の日程だ。景況感改善と人手不足によって学生に有利な売り手市場は続き、短期決戦となりそうだ。その一方、メガバンク各社が人員削減を含む構造改革を打ち出す中で、人気が高い銀行への就職希望が減少傾向になり、余波が他業種に出そうだ。

 就職指針を策定する経団連の役員が経営トップを務めるある大手企業が、今年1月に就職情報会社の合同就活説明会でブースを構えた。担当者は「解禁破りといわれても、売り手市場で就活開始が早まり、仕方ない」とこぼす。

 リクルートグループの就職みらい研究所の調査でも、企業の採用に関する情報提供を2月までに開始したという企業は全体の3分の1を占めるなど、解禁前の広報開始が進んでいる。

 前倒しの動きは説明会の日程でも。売り手市場の中、学生が興味のない業種や企業の説明会には参加しない傾向が強い。そのため大手では3月から4月中旬までに説明会を集中させ、5月には実施しないなど、広報期間も短期勝負になりそうだ。

 今、大手企業の担当者が気にしているのが、銀行の動向だ。特にメガバンクは毎年1000人以上の大規模採用に加え、学生からの人気も高い。しかし、金融とITが融合したフィンテックの普及などで、人員削減を進めるとみられ、学生の志向が激変した。就職情報提供のディスコ調査では、昨年の志望業界トップだった銀行が4位に下がった。

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