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「家計は妻に一任」の恐ろしすぎる結末 貯蓄額に衝撃「今まで何やっていたんだ」 (3/5ページ)

 予算は、食費4万円、外食費1万円、教育費4万円、交通費1万円。しかし、支出額はどれも予算を大きくオーバーしています。食費8.1万円、外食費3.3万円、教育費5.2万円、交通費1.9万円となっていました。子供のために使う教育費はともかく、食費と外食費は、予算(合計5万円)の2倍以上の11.4万円。一体どうしてしまったのでしょうか。

 家族4人ですが、子供はまだ小さい(8歳と5歳)ので、外食費込みで月5万円という予算は、それほど少ない額とは言えません。立てた予算に無理があったわけではないのです。ところが、計画は完全破綻していました。Mさんはぽつりと言いました。

 「予算を守らなくては、というプレッシャーが強くて……」

 夫に家計管理を一任され、当初は張り切っていました。しかし、だんだん荷が重く感じられてきたそうです。以前の「夫婦別財布時代」から、保育園や塾のお迎えを1人でやっていたMさんは、ときどき「デパ地下総菜」「外食」「タクシー」に頼ることがありました。当時は、頻度も金額も少なかったそうです。

 ところが「夫婦でひとつの財布時代」になり、「家計を切り盛りして、お金を貯めなければ」と思えば思うほどストレスがたまり、逆に「総菜」「外食」「タクシー」の3点セットに頼りきりの生活となり、出費が激増してしまったといいます。

 大事な教育費をデパ地下の総菜代に全投入

 ここまでの話を聞いて、私はTさんご夫婦の家計には、2つの問題点があることに気づきました。ひとつは「家計管理を夫婦の共同作業にしていない」こと。もうひとつは、「目標が高すぎる」ことです。

 その対策として、Tさん夫婦2人で、毎週日曜日に「家計簿いらずのお金会議」を開いてもらうようにしました。その会議で、1週間分のレシートを見ながら、使ったお金を2人で確認します。この作業の狙いは、実際の出費を「目で見て」知ることで現状の問題を共有することです。

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