【書評】『観光先進国をめざして』田川博己・著 インバウンド目標達成へ提言


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 2017年の訪日外国人数は2869万人と過去最高、外国人旅行消費額は4兆4161億円と、日本経済へのインバウンド波及効果は増すばかりだ。

 著者は、「ツーリズム」を「新たな価値観を創造する活動」と定義。「旅行業は成熟産業ではなく成長産業」と言い、自らの経験を織り交ぜながら、過去から未来へ向かうツーリズム産業論を展開する。

 30年にインバウンド6000万人の目標達成に向け、インフラ整備はもちろん「日本文化をどのように情報発信していくか」が今後の課題とし、日本人の「意識の壁」の“開国”が大事と説く。日本文化論としても面白く読める。(1728円、中央経済社)