仕事・キャリア

「平日は居酒屋、休日はゴルフ男」の末路 会社に尽くす「いい人」は損をする (2/5ページ)

 「年相応のことしか」しないのは寂しい

 ところが、「いい人」になって楽に生きれば生きるほど、人生に不満が募っていきます。自分に自信が持てず、仕事や恋愛の大事な局面で萎縮してしまいます。それは当然のことでしょう。楽に生きているだけで、より充実した人生を送ろうという努力を怠っているのですから。

 どこにでもいる「いい人」でいると、仕事・恋愛・人生のすべてにおいて損をすることは男女問わず当てはまるのですが、ここでは話をわかりやすくするために、男の生き方を例にしましょう。

 世の中には2種類の男がいます。1つは「もう年(大人)だし」が口癖の男。もう1つは「まだまだこれから!」が口癖の男。前者は「わかりやすくオヤジ化」していきます。後者は「キラキラした大人の少年」になります。

 「もう年(大人)だし」はとても便利な言葉です。「ルールを守る」や「迷惑をかけない」といった方向に使用される場合、この言葉はしっくりきます。「もう年(大人)だし」のひと言の中には、自立心と信頼感がありますし、社会的な評価も自然と高くなるのです。

 ところが、これを連発することは男からおもしろみをはぎとることになります。一歩間違えれば「情熱」「ユーモア」「躍動感」「型にはまらない考え方」「バカげた夢」などの、男の魅力を構成する重要な要素を眠らせてしまうのです。もちろん、年相応の仕事観、考えを持つのは悪いことではありません。しかし、「年相応のことしか」しないのは寂しいのではないでしょうか。

 休日ゴルフを最高の楽しみとするのは残念なこと

 繰り返しますが、「いい人」は、「どこにでもいる人」です。また、「いい人」は損をします。つまり、損をしたくないのなら、「どこにでもいる人」をやめればいいということになります。

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