テレワーク、軽井沢ツアー意見交換会 効率向上の科学的根拠必要

長野県軽井沢町でのテレワーク体験ツアーを振り返る軽井沢ソーシャルデザイン研究所の鈴木幹一理事長=13日、東京都中央区
長野県軽井沢町でのテレワーク体験ツアーを振り返る軽井沢ソーシャルデザイン研究所の鈴木幹一理事長=13日、東京都中央区【拡大】

 自宅や職場以外のワーキングスペースなどで働く「テレワーク」を普及させようと、軽井沢ソーシャルデザイン研究所が2月に長野県軽井沢町で開催した体験ツアーを振り返る意見交換会が開かれた。参加者からは、効率向上やリフレッシュ効果が利点に挙がった一方で、普及に向けて「創造性・効率向上などの科学的エビデンス(証拠)があれば説得力が得られるのではないか」などの意見が寄せられた。

 2月のツアーは総務省が後援し、大手IT企業などから約30人が参加。意見交換会では「窓の外を見るだけで気分転換になった」「作業の質が上がった」といった声のほか、同町に集う人脈の豊かさを挙げる人も多かった。

 一方、リゾート地で働くことへの偏見を払拭するため、効率向上を科学的に示す必要があるとの問題提起もあった。

 研究所の鈴木幹一理事長は「ライフスタイルをより良くするためにテレワークという手段がある。会社の方にも積極的に声をかけていただければ」と話した。

 政府は2020年東京五輪の開会式が予定される7月24日を「テレワーク・デイ」と定めた。首都圏の混雑緩和を図るためで、今年は同23~27日を「テレワーク・デイズ」として複数日で実施する。研究所は4月も同町でツアーを開催し、賛同者を増やす考えだ。