首相、中小に賃上げ要請 日商総会「デフレ脱却の鍵」

日本商工会議所の通常総会であいさつする安倍晋三首相。後ろは三村明夫会頭=15日午後、東京都千代田区
日本商工会議所の通常総会であいさつする安倍晋三首相。後ろは三村明夫会頭=15日午後、東京都千代田区【拡大】

 安倍晋三首相は15日、東京都内で開かれた日本商工会議所の通常総会であいさつし、「賃上げこそが、デフレ脱却の鍵となる」などと述べ、賃金交渉を行っている中小企業経営者に対して賃上げの実施を要請した。

 安倍首相は、14日の大手企業の集中回答日を振り返り、「昨年を上回るペースでのベースアップや、私が申し上げてきた3%を上回る賃上げがトヨタ自動車などで実現した」と評価。その上で、「賃上げの暖かい風を全国津々浦々にしっかり広げていくためにも、みなさんに協力いただきたい」と述べた。

 また、中小企業の賃上げには生産性向上が必要との認識を示し、政府が進める中小企業100万社へのIT導入支援について、商工会議所の協力を求めた。

 これに対し、日商の三村明夫会頭は「潜在成長力の引き上げを進めるためには、アベノミクスの新しいステージが必要だ」と述べ、政府への期待感を示した。