2018春闘、「価値ある回答」引き出す 連合が第1回集計結果を発表、平均月額6515円

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 ■連合第1回集計結果、平均月額6515円

 連合は16日、2018年春闘交渉の回答調査の第1回集計結果を発表した。従業員の基本給を一律に引き上げるベースアップ(ベア)と定期昇給を合わせた平均賃上げ額は月額6515円、賃上げ率は2.16%だった。前年同時期の賃上げ率2.06%を0.1ポイント上回った。

 安倍晋三首相が産業界に賃上げを呼び掛ける「官製春闘」がスタートした14年以降では、15年の2.43%(第1回集計)に次ぐ水準。過去2年、賃上げ率が低下してきた流れが反転する可能性がある。

 同日会見した連合の神津里季生会長は、賃上げ率が前年を上回っていることに対し、「先行している組合が、価値ある回答を引き出している。今後につながる土台となる」と評価し、まだ妥結に至っていない中小企業などの交渉に好影響を与えるとの認識を示した。

 また、組合員数別でみると、300人未満の組合の賃上げ額は5770円で賃上げ率は2.17%と、全体平均を上回った。人手不足が深刻化する中で、中小企業が人材確保のために前向きに賃上げを進めた結果とみられる。