実は「几帳面」はわずらわしくて迷惑!? 仕事がデキる人ほど適当に手を抜く (1/6ページ)

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 「ルール」や「常識」に従ったままでいいのでしょうか。人間関係に気をつかって「お人よし」を演じていれば、心はどんどん疲弊していきます。エッセイストで講演家の潮凪洋介氏は、「『他人のことを思いやっている』という几帳面な人ほど、身勝手な行動で迷惑をかけている」と説きます--。

 「いい人」は自分流を身勝手に行使する「了見が狭い人」

 どこにでもいる「いい人」の行動原則は「他人に迷惑をかけない」ということです。他人に対して軽々に頼みごとはしません。たとえ些細な頼みごとであったとしても、頼まれた人にとっては迷惑かもしれないと考えるのです。

 「いい人」は仕事においても同様の発想をしますから、誰にも頼らずに自分1人の力で仕事の成果を出そうとします。この独立独歩、自己責任の精神は大切なことですが、ある一定の仕事量、そして責任の大きさを超えると、これがかえって仇となります。

 キャパを超える仕事を抱え込み、持ち前の責任感でこなそうとすると、まず、心身に支障をきたします。心身に支障をきたすと仕事の速度は遅くなり、また、仕事の質も落ちますが、「いい人」は他人に頼ることを避けるので、やがて仕事はストップします。ここまでくると、ストップした仕事は他の誰かが引き受けざるを得ませんから、結局、周囲に大きな迷惑をかけることになります。

 誤解を恐れずに言うなら、このタイプの「いい人」は、自分が勝手に設定した「ルール」や「常識」を身勝手に行使する「了見が狭い人」です。本人は「他人のことを思いやって行動している自分を了見が狭いとは失礼千万」と感じるでしょうが、最終的に周囲に迷惑をかけているのであれば、本質的には「いい人」でないのは明らかです。

正当な理由のない「申し訳ない」は封印