入社3年で辞めた若手編集者、中年上司をどう見ていた? 常見陽平&元連載担当のぶっちゃけ座談会 (1/4ページ)

【常見陽平のビバ!中年】

 この春、私の担当編集者が相次いで退職しており、動揺している。なんと、この連載の担当者である、Perfumeかしゆか似の編集者、久住梨子君が電撃退職した。さらに、ITmediaの連載「常見陽平のサラリーマン研究所」の担当編集者・鈴木亮平君も退職だ。

 よっぽど私のことが嫌だったのか? たしかに、いつも原稿が遅く、さらにたまに炎上し、迷惑をかけたからな。

 2人とも社会人3年目の20代半ば。我々中年とのジェネレーションギャップを分析する上でも、これは話を聞くしかないと思い、サイトの壁を超えた、担当者退職記念座談会が実現した!

 おっさんだと思われないためにも、今どきの若者を理解するためにも、読むべし!

左からITmedia鈴木亮平、常見陽平、産経デジタル久住梨子

左からITmedia鈴木亮平、常見陽平、産経デジタル久住梨子

ぶっちゃけ、中年上司をどう見てた?

常見陽平(以下 常見):いやあ、常見担当、お疲れ様でした。2つのサイトの若手担当者が同時に退職って、軽く動揺しています。やっぱり、私が原稿遅かったのが要因かな。

産経デジタル久住梨子(以下 久住):原稿が届くのが掲載ぎりぎりになって、休日対応したこともありましたね。

ITmedia鈴木亮平(以下 鈴木):でも、2社とも1回も落とさなかったのですよね。いつも原稿が届くのが楽しみでした。

常見:2人って同世代で、同じネットニュース編集者でしょ? もともと知ってた?

鈴木:今日が初対面ですけど、同じ常見さんの連載でも、産経さんの方が読まれているんじゃないかと、気になっていましたね。あの安室奈美恵の記事とか、色んな意味でスゴイなって思いましたよ。

久住:やめてくださいよ!

常見:本連載「ビバ!中年」として、まず聴きたいのですが、中年社員と一緒に仕事をしてどう思いましたか?

鈴木:ITmediaって、ITって付きますけど、全然そんな洗練されたイメージではなく、意外と中年が多い職場でした。当時の編集部はほとんど40代だったんです。20代は僕一人で、一番若い先輩が37歳という。

常見:まさに中年上司に囲まれていたんですね。

鈴木:僕は上司たちを見ると、仕事を楽しんでいるし、仕事のアウトプットもプロだなと思っていましたね。

常見:ジェネレーションギャップを感じることはなかった?

鈴木:やたらと根性論、精神論を振りかざす偉い人がいて入社1年目で辞めたくなりました。IT企業っぽい感じがなくて、戸惑いました。でも、なんとか3年は続けましたね。

常見:昔のマスコミ業界を彷彿とさせますね。

久住:私は、中年と言っても、アラフォーとアラフィフでまったく違うと思うのですよね。特に新聞業界は危機的状況とよく言われますが、この業界のアラフォーはまさに逃げ切れない世代、ハシゴを外された世代。アラフォーは会社を存続させようという危機感が人一倍強く、現実に向き合う姿がかっこいいです。実質的なリーダーとして会社を回し、社会の変化も自分ごとと捉え、常にアップデートしている様子に尊敬します。それに対してアラフィフは、逃げ切り世代ですからね。もちろん人によりますが、「商売上がったり感」を感じることもあります。パワポ、できない人が多すぎですし(笑)。

常見:一応、私もアラフォーなので、それ、わかるわあ。アラフォーって漢字で書くと「荒炎」だよね。一方、ずっと若者意識、被害者意識が抜けないかも。

担当編集が感じた「常見さん、ここが中年っぽい」