那須与一愛用?の鐙を初公開 栃木・大田原市の与一伝承館

那須与一愛用と伝わる鐙が展示されている那須与一伝承館=栃木県大田原市南金丸(伊沢利幸撮影)
那須与一愛用と伝わる鐙が展示されている那須与一伝承館=栃木県大田原市南金丸(伊沢利幸撮影)【拡大】

 栃木県大田原市南金丸の那須与一伝承館で特別展示「那須与一と扇の的」で与一が愛用したと伝えられる鐙(あぶみ)が初めて公開されている。25日まで。

 鐙は、騎乗中の姿勢を安定させるための馬具。長さ33センチ、幅13センチ、高さ29センチ。鉄製で一部に漆が施されている。与一が屋島の合戦で愛用した馬「鵜黒(うぐろ)の駒」を献上したという同市内の民家に家宝として伝来されていた。江戸時代、黒羽藩士だった家といい、鐙は昭和54年に書籍で紹介されたことはあるが、一般公開は初めて。

 同館は「長く与一の地元で保管、伝来されてきたという点で貴重な史料。ぜひ見てほしい」としている。

 特別展示では、江戸時代に描かれた「屋島合戦図」(那須家蔵)をはじめ、那須系図(同)、太刀(銘弘綱、那須神社蔵)、那須与一図屏風(同館蔵)なども展示されている。

 入館料は高校生以上300円、中学生以下無料。問い合わせは同館(電)0287・20・0220。