CGで明治期の製糸場再現 世界遺産センター 展示内容の詳細判明 富岡倉庫 4遺産へ誘致期待 群馬 (1/2ページ)

世界遺産センターの最大の見どころとなるシアター。大画面で当時の様子を再現した映像が流される(イメージ、県提供)
世界遺産センターの最大の見どころとなるシアター。大画面で当時の様子を再現した映像が流される(イメージ、県提供)【拡大】

 群馬県が来年3月に倉庫群「富岡倉庫」(富岡市富岡)内にオープンを目指す国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」の解説施設「世界遺産センター」(仮称)の詳細な展示内容が20日、明らかになった。コンピューターグラフィックス(CG)技術で明治時代の製糸場の様子などを再現する映像を大型画面で流すほか、絹産業の歴史などもわかりやすく紹介。県内各地にある製糸場以外の遺産群へも観光客を誘導し、理解を深めてもらう狙いがある。(吉原実)

 センターは明治36(1903)年に建設されたレンガ造りの倉庫に開所予定。延べ床面積約500平方メートルの2階建てで、製糸場から徒歩約10分。上信電鉄上州富岡駅からも近く、安定した集客が見込まれる。

 「富岡製糸場と絹産業遺産群」は、製糸場と、田島弥平旧宅(伊勢崎市)▽高山社跡(藤岡市)▽荒船風穴(下仁田町)-の4資産を指すが、県世界遺産課の担当者は「4資産から成り立っていることを知らない人の方が多い」と、ため息をつく。観光客の大半は目玉の製糸場だけしか訪れていないのが実情だ。

 このため、センターには4資産が連携して技術革新を進め、世界との交流を図っていたことが理解できるよう展示内容に工夫が施される。