ヘルスケア

“快食・快眠・快便”でなければ注意を うつ病、発見のカベは「誤解と先入観」だ (2/8ページ)

 両者に共通する理由

 まずは両者に共通する理由からです。それは、うつは「気が弱いからなる」という根性・性格説が根強いということです。極端には「病気ではない」と考える人もいます。その結果、本人や家族、同僚だけでなく、診断を下すべき医師でさえ、「少し疲れているだけでしょう」という説明や「しっかりしなさい」という励ましに陥りやすいようで、結果として発見や治療が遅れます。

 次いでうつ病の初期には、抑うつ気分や興味・関心の低下などの中核症状に先行して、「頭が痛い」「胸やおなかの周りが気持ち悪い」「だるい」「痛い」などの身体の違和感や不快感が現れると言われています。ちなみに抑うつ気分とは、いわゆる憂うつとは違い、ひどく不快で暗い気分です。患者さんのなかには「崖っぷちにいるような気分」と表現する人もいました。また子供、女性、高齢者のうつは、それぞれの年齢特有の、非定型的な症状があり、「まさかうつだったとは」と周囲がびっくりすることもあります。

 うつは気分の障害だから、まさか体の不調が先行して現れるとは考えないようです。これらの身体症状が強ければ、一般科(内科など)へと足を運ぶのは当然でしょう。ここで医師側の無理解が重なると事態は悪化していきます。詳しくは後述します。

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