通勤電車内のスマホはどっち? 脳に効く「最高の習慣vs最悪の習慣」 (7/8ページ)

 通勤電車内でスマホを見て下を向いてはいけない

 では、どうすればそれぞれを鍛えることができるのでしょうか。

 まず理解系脳番地は、「出かける前の10分間で鞄の整理をする」ことがおすすめです。10分という限られた時間を意識することで集中力を高め、その中で昨日と今日の状況を見極めて、今日やるべきことや、そのために何が必要かを整理する。この状況の把握が理解系脳番地を鍛えるトレーニングとなります。

 通勤電車の車内での行動には気を付けてください。スマホなどを見てじっと下を向いていると、視野が狭くなり、眼球が動きません。そうすると視覚系脳番地が機能せず、脳も活性化されないのです。時々は上を向いたり、窓の外を眺めたり、できるだけ遠いところを見て眼球を動かすように心掛けてください。電車内の人を観察してみると理解系脳番地を刺激できます。

 通勤では、“乗り換え読み”もおすすめです。乗り換える際に本を読んでいたら、1度閉じますよね。次の電車やバスなどに乗ったときに、その続きからまた読み始めてみましょう。先ほどまで読んだストーリーを頭の中で記憶をたどりながら読むので、記憶系脳番地を使うことになります。1度閉じた本をまた開くのは面倒だからといって、スマホいじりなどに移らないでください。

 脳にとって、スマホは使い方次第では大敵になります。便利ですから使いたくなるのは仕方ありませんが、スマホでいくら動画を見たり、テキストを読んだりしても、不思議と脳にとっての“体験”にはならないのです。どうしてもスマホは受動的になってしまうものですが、本を開くことは能動的な行為として脳の刺激になるからだと思います。スマホはほどほどにするように注意してください。

頭の使い方を知る、エリートほど危ない