できない男ほど“男尊女卑” なぜアノ人は「俺、寝てない」と自慢するのか (3/4ページ)

 日本の男性は、何よりもまず仕事に就くことが求められます。とにかく40年以上は勤めつづけることが第一。だから本音を隠して建前で話し、上司にゴマをするのです。

 そして出世競争のなかで生き残るためには、信頼できる仲間が必要です。だから、好き嫌いで人事を決め、派閥をつくります。

 結婚、出産、育児を経て働きつづける女性は、強い理由をもっていることが多いものです。社会的に失職が許されない男性は、働く動機が違います。男性社会の習慣が奇妙に見えるのは、そのせいかもしれません。

 「自分より劣っているはずの女に負けるのは悔しい」

 男女雇用機会均等法の施行から30年以上が経ち、2016年は女性活躍推進法が施行されたというのに、いまも男尊女卑が目立つ職場はあります。

 そうした職場に共通するのは「女性は結婚や出産・育児で辞めたり休んだりするから重要な仕事は任せられない」という意識です。たとえ能力が劣っていても“辞めない男性社員”“休まない男性社員”はげたを履かせて優遇されているのです。

 しかし優れた経営者たちは、真面目で気づかいができて能力の高い女性を見逃しません。出産・育児に合わせて休暇をしっかりとり、短時間労働ができるように、制度を構築します。そのような組織では、男女がほぼ同じ条件で能力を競い合うことになり、性別によってげたを履かせることはありません。

ところが、問題は残ります