【景測2018】有効求人倍率1・58倍、5年5カ月ぶりに悪化 

 厚生労働省が30日発表した2月の有効求人倍率(季節調整値)は前月比0・01ポイント低下の1・58倍で、5年5カ月ぶりに悪化した。総務省が同日発表した2月の完全失業率(同)も0・1ポイント上昇の2・5%で9カ月ぶりに悪化した。1月に雪の影響に伴う除雪対応などで失業率が大きく改善した反動が出たためで、厚労省も総務省も「依然として雇用状況の改善傾向は続いている」としている。

 有効求人倍率は求職者1人当たりの求人数を示す数値。2月は宿泊業・飲食サービス業の新規求人が前年同月比8・5%減となったことなどが響き悪化に転じた。

 求人票が届いたハローワークが所在する都道府県別にみると、最も高いのが東京の2・09倍、最も低いのは沖縄の1・14倍だった。

 男女別の失業率は、男性が前月比0・1ポイント上昇の2・6%、女性も0・1ポイント上昇の2・3%だった。完全失業者数は前年同月比22万人減の166万人だった。

 一方、経済産業省が30日発表した2月の鉱工業生産指数速報(平成22年=100、季節調整済み)は103・4となり、前月より4・1%上昇した。上昇は2カ月ぶり。基調判断は「緩やかに持ち直している」に据え置いた。