「働き方改革」導入企業で働く人の7割、前より「早く帰るようになった」

 「働き方改革」に取り組む企業で働く人に退社時間の変化を聞いたところ、約7割が「早く帰るようになった」と答え、長時間労働の是正に効果を感じていることが分かった。

 調査は一般企業で働く20~60代の男女1万人を対象に、昨年12月、アサヒ飲料(東京都)が実施した。

 うち6380人が「働き方改革が導入された」と答えた。その人たちに退社時間の変化を聞くと、70.4%が「早く帰るようになった」とし、空いた時間の使い道は、「趣味」(38.7%)、「家事・育児」(26.4%)、「配偶者と過ごす」(25.9%)の順だった。

 また、約半数の51.1%が運動や趣味など新しいことに挑戦したと答え、プライベートの充実を図る様子がうかがえた。

 一方、退社後すぐに帰宅せず、寄り道して時間をつぶす“フラリーマン”も11.7%に。立ち寄り先で最も多いのは書店だった。