【著者は語る】エイトウッズ・八木昌実氏「マネジャーとして一番大切なこと」


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 ■応援される存在になること

 身の回りでさまざまなマネジメントを要求される機会が増え、一方で多種多様なマネジメント手法が紹介されていますが、「どうしたら部下がやる気になってくれるのか」「人が成長しない」など、私の元へは悩みを持つマネジャーからの相談が後を絶ちません。

 本書はそんな悩みを持つマネジャー、もしくはこれから活躍するマネジャー予備軍の皆さまへのエールを込めて執筆しました。

 先月、平昌(ピョンチャン)五輪・パラリンピックが終わりました。毎回五輪では、開催国が過去最多のメダルを獲得します。ホームとアウェーの試合では、ホームの勝率はアウェーでの勝率を大きく上回ります。応援の力というのは、大変大きなものなのです。

 マネジメントも同様です。「応援される存在になること」。これが、マネジャーの成否を決めるのです。具体的にどうするかについては本書で詳しく書いていますが、ここでは少しだけ紹介します。

 1つ目に大切なのはあなたの笑顔です。笑顔に勝るマネジメントスキルはありません。笑顔のないマネジャーに成功はありません。

 2つ目は、どんなことも部下のために一生懸命に分かりやすく説明することと、全てのメンバーの話を全力で聞くことです。

 3つ目は、明るくハキハキ明瞭に大きな声で、分かりやすく話すことです。ダラダラ小さな声で話すことは禁物です。

 4つ目は、素直にメンバーに接することです。不断の努力と知識とスキルを磨き、正しいことと間違えていることを、きちんと分かりやすく説明してください。

 可能性のない人はいません。みんな大きな可能性を持っています。一番の問題は、どんな才能があるか自分が気づいていないことなのです。その自分のできることを、さらに大きく伸ばせるかどうかが鍵となります。そして、マネジャーとして総合力を身に付けることがとても大切です。

 本書では、私が日本はもちろんアジア、ヨーロッパまた南米で伝え続けてきた、論理的でありながら人の心を大切にするマネジメント手法を、これまでの集大成としてあらゆる環境において実践していただけるよう、分かりやすく解説しています。(1512円、ダイヤモンド社)

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【プロフィル】八木昌実

 やぎ・まさみ 株式会社エイトウッズ代表取締役社長。1959年大阪府生まれ。89年、プルデンシャル生命保険株式会社に入社。わずか入社1年半で全国約1000人の営業トップに。その後、営業所長、支社長、執行役員常務、執行役員専務を経て、ジブラルタ生命保険株式会社執行役員専務、AIGエジソン生命保険株式会社代表取締役副社長、プルデンシャル米国本社国際保険部門のシニア・バイス・プレジデントを歴任。2017年、株式会社エイトウッズ、株式会社エイトウッズスターリゾートを設立。