アニメの人材、発掘育成 「進撃の巨人」制作会社がつくばにスタジオ開設 (1/2ページ)

大井川和彦知事(中央右)を表敬訪問した「ウィットスタジオ」の和田丈嗣社長(左端)ら=19日午前、県庁(上村茉由撮影)
大井川和彦知事(中央右)を表敬訪問した「ウィットスタジオ」の和田丈嗣社長(左端)ら=19日午前、県庁(上村茉由撮影)【拡大】

 映画化もされた人気アニメ「進撃の巨人」など数々のヒット作を手がけるアニメ制作会社「ウィットスタジオ」(東京都武蔵野市)が、茨城県つくば市内に新たな制作拠点となる「WIT茨城スタジオ」を開設した。当面は本社で制作されるアニメの作画の一部を担いつつ、県内の学生のインターンシップ(就業体験)も受け入れ、人材発掘と人材育成に力を入れる。新たな形の「企業誘致」に、県の期待も大きい。

 ウィットスタジオの和田丈嗣社長や、取締役でチーフアニメーターの浅野恭司さんら同社関係者が19日、県庁で大井川和彦知事に茨城スタジオの開設を報告した。大井川知事は「アニメは日本が誇る総合芸術で、今、最も競争力のあるコンテンツだ」と強調し、「企業誘致というと製造業が思い浮かぶが、これからはIT産業やコンテンツ産業の時代。無限の可能性を感じるし、とても期待している」と歓迎した。

 ウィットスタジオは平成24年に設立。「進撃の巨人」をはじめ、「甲鉄城のカバネリ」「恋は雨上がりのように」などのアニメ作品を制作してきた。浅野さんが古河市出身であることから、25年から同市でアニメの原画展を開催するなど、茨城との縁も深い。

 和田社長はつくば市を新たな拠点に選んだ理由として、アニメ文化の中心となっている東京・秋葉原からつくばエクスプレス(TX)で1本という立地の良さに加え、家賃の安さ、作業に集中できる環境などを挙げた。アニメの制作現場はデジタル化が進んでいるため、遠隔地でも連携して作業できるという。

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