働き方改革で「進化」するオフィス系文具 新機能で売り上げ2倍も (1/3ページ)

ミーティングボックス(奥)とライフスタイルツール=東京都渋谷区の渋谷ロフト
ミーティングボックス(奥)とライフスタイルツール=東京都渋谷区の渋谷ロフト【拡大】

  • 左上から時計回りに「ミーティングボックス」、自立する「スタンドポケット」、強力磁石で引き出し前板につける「デスクポケット」=東京都渋谷区の渋谷ロフト
  • ペーパーレス化を実現したオフィス。社員同士の気軽なやりとりが増えた=損保ジャパン日本興亜特約火災保険部

 「働き方改革」の広がりを受けて、地味だった「オフィス系文具」に新製品群が登場、売り上げを伸ばしている。職場で自由に席を選ぶフリーアドレス制やテレワークなど、残業時間を減らしつつ生産性を上げる試みが官民で進むにつれ、文具の機能やデザインが“進化”している。(牛田久美)

                  

 ◆電子化でより自由に

 フリーアドレス制は主に情報通信業界で平成17年ごろから導入が始まった。他業種の職場では紙の資料が多く、あまり浸透しなかったが、パソコンの普及とペーパーレス化の進行で状況が変わったようだ。今では流通、機械、輸送、不動産など多業種に広がりを見せている。

 霞が関の官庁街でも電子政府を推進する総務省行政管理局が27年、個別の机を撤廃。職員は登庁後、ロッカーからパソコンを出し、その日、最も話をする同僚の近くに座る。机とイスを動かすだけで他チームとも即座に話ができ、意思決定が迅速になった。取り組みは同省統計局などにも広がり、企業や自治体から約2500人が視察に訪れた。

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