GWの出入国者、成田も羽田も外国人が大幅増 成田は中国人が78%増

ゴールデンウイーク最終日、混雑する成田空港の到着ロビー=6日午後
ゴールデンウイーク最終日、混雑する成田空港の到着ロビー=6日午後【拡大】

 東京入国管理局は11日、ゴールデンウイーク期間中(4月27日~5月6日)の成田、羽田両空港の出入国者数(速報値)を発表した。成田は前年同期比6.1%増の約86万8千人で、過去5年で最多。羽田も6%増の約46万9千人だった。

 成田では、日本人の出入国者数が2.2%増の約41万人、外国人が9.9%増の約45万7千人。特に短期滞在で入国した中国人が78%増で、伸びが目立った。

 羽田の出国者数は、計24万人のうち外国人が9%増の約11万3千人で、1%増だった日本人の約12万7千人に迫る勢いを見せた。

 日本人に比べて外国人が増えたことについて、東京入管成田空港支局は「ビザ発給要件の緩和やホテルの増加などで観光客が増えたためとみられる」と分析。羽田の担当者は「日本人と外国人の差は、年々減少する傾向にある」としている。

 混雑のピークは両空港とも出国が4月28日、入国が5月6日だった。