「人は何のために働くのか?」 4歳と1歳の子を育てながら働く母の哲学とは (1/3ページ)

 「何気なく手に取った一冊で、人生が変わった」。そんな経験のある人は多いのではないでしょうか。雑誌「プレジデント ウーマン」(2018年1月号)の特集「いま読み直したい感動の名著218」では、為末大さんや西野亮廣さんなど11人に「私が一生読み続けたい傑作」を聞きました。今回はその中から一般社団法人 プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会 代表理事の平田麻莉さんのインタビューを紹介します--。

 「人は何のために働くのか?」問われて深く考えたこと

 将来は、社会問題を解決する新しい手段を生み出したい。企業に就職して“○○会社の平田さん”になるよりも、自分の名前で仕事をしたい。大学に入った当初からそう思っていました。私のいた総合政策学部自体が変わり者の集まりだったことと(笑)、アナウンサーだった母が、結婚後はフリーランスとして、家庭を最優先にしながら自分の名前でマイペースに仕事をする姿を見ていた影響もあるかもしれません。

 そんな大学時代にゼミで知って手にとったのが『ザ・ワーク・オブ・ネーションズ-21世紀資本主義のイメージ』。この本が書かれたのは1991年ですが、将来、テクノロジーの進歩とグローバル化で、なくなる仕事があることや、今後どんな人が活躍していくかが先取りして書かれていました。“一人一人が知的でクリエイティブなプロフェッショナルを目指さなきゃいけない”という点は「確かに」と思い、私も社会にどのような価値を提供し、貢献できるのかを自覚的に模索して、キャリアを築く必要があると感じました。

「幸せって何だと思う?」と片っ端から聞く