「経済力に応じて医療費負担を」 自民・人生100年時代戦略本部の提言

自民党・人生100年時代戦略本部の記者会見に臨む岸田文雄政調会長(左)と小泉進次郎筆頭副幹事長=29日午後、東京都千代田区・自民党本部(春名中撮影)
自民党・人生100年時代戦略本部の記者会見に臨む岸田文雄政調会長(左)と小泉進次郎筆頭副幹事長=29日午後、東京都千代田区・自民党本部(春名中撮影)【拡大】

 自民党の人生100年時代戦略本部(本部長・岸田文雄政調会長)は29日、将来的な社会保障制度の在り方に関する政府への提言をまとめた。日本が高齢化社会を迎える中、高齢者の定義を見直し、年齢ではなく経済力に応じて医療費の自己負担を求める社会保障制度の構築などを盛り込んだ改革案と工程表を平成31年末までにまとめるよう求めた。後日、安倍晋三首相に提出する。

 提言は同本部の事務局長を務め、現在の社会保障の世代間格差是正を求める小泉進次郎筆頭副幹事長の主張が色濃く反映された。「定年のない『エイジフリー社会』を構築することが喫緊の課題」と指摘し、60~70歳で選択できる公的年金の受給開始年齢を柔軟化し70歳以降も可能とした。

 また、今後の検討課題として、一定の賃金を得ている高齢者の年金額を減らす「在職老齢年金制度」の廃止などを挙げた。