埼玉、群馬、栃木「3歩で3県ぐるり」 観光PR加速 (1/2ページ)


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  • 観光客が3県境の杭を眺めていた(溝の中心にあるのが3県境の杭)=15日、栃木市藤岡町(橋爪一彦撮影)
  • 20年前から、3県境の位置を示す看板を描き続けた古沢満明さん=15日、栃木市藤岡町(橋爪一彦撮影)
  • 道の駅きたかわべの特産品コーナーも観光客でにぎわう=埼玉県加須市

 埼玉、群馬、栃木3県が接する県境にある各自治体が「たった3歩で3県を回ることができる」を合言葉に「3県境」の観光PRを加速している。県境は一般的に山や川が多く、全国には50カ所近くの3県境があるとされるが、ここは地形が平地で、1歩、2歩、3歩で3県を往来できる全国的にも珍しいスポットだけに「県境マニア」や観光客でにぎわいをみせている。(橋爪一彦、写真も)

 3県境に接する自治体は埼玉県加須市、群馬県板倉町、栃木県栃木市の3市町。3県境はもともと渡良瀬川にあったが、渡良瀬遊水地の整備に伴い埋め立てられ、正確な県境の線引きが曖昧になっていた。

 しかし、平成28年2月に3県の地権者と関係市町の担当者らが県境を確定し、3県境の位置も明確になった。これを受け、3市町は観光の目玉にしようと、29年度に計581万円の事業費を負担し、境界点までの田んぼ付近の土地を購入した。

 今年3月末には幅2メートル、長さ60メートルのアスファルトの舗道を整備し、3県境にアクセスしやすくした。目玉の3県境には境界点に打たれた杭(くい)を中心に、県境が一目で分かるように砂利とコンクリートで色分けした。

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