買ったのは1軒、でも払うお金は2軒分…4000万物件に8000万払った50代の末路 (1/6ページ)

 約30年前にマイホームをローンで購入した人たちが、定年を迎えつつある。その老後は厳しい。当時の金利は高く、4000万円の物件であれば、総返済額は8000万円を超える。家を売りに出そうとしても、駅から遠い戸建てを買う人はいない。銀行に言われるがまま、高金利を払い続けてきた結果、老後の暮らしはカツカツだ。そうした「悲劇」を繰り返さないポイントとは--。

※画像はイメージです(Getty Images)

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 結婚前に「頭金0円」「低利ローン」でマイホーム買う若者

 20~30代の若いカップルから家計相談を受けていて、驚かされることがある。

 数年前から「まだ結婚していないのですが、共有名義のマンションを購入している」といったケースに何度も遭遇するようになったのだ。

 ある30代のカップルの場合、「まだ結婚するつもりはなかったんですが、たまたまデートの途中で分譲マンションのモデルルームを見学したら、すごく気に入って、『じゃあ、買って一緒に住もうか』と話が盛り上がり、一気に結婚する運びとなったんです」という。

 デートでモデルルームへ行くかという不自然さや、それに乗じた形の変則的プロポーズはいかがなものかと思うが、現実の話だからしかたがない。

 現在、そのカップルはすでにその分譲マンションに引っ越し、婚姻届を出し、新婚旅行も済ませている。ただ、結婚式はこれからで、奥さんが妊娠4カ月のため結婚披露宴は赤ちゃんと一緒になる可能性が高いらしい。

 いやはや、結婚に対する価値観や順序も変わったのだなぁと感じつつ、「頭金はどうされたんですか?」と聞くと、こうあっけらかんと答えてくれた。

「『頭金0円でも買えますよ』って」