多数派と少数派…意見をまとめる秘策はこれ! 「同調」の怖さを知らないと大変なことに (1/4ページ)

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 気持ちがうまく伝わらない。悪気はないのに相手を不快にしてしまった。皆さんも、そんな経験はありませんか? この連載ではコミュニケーション研究家でアップウェブ代表取締役の藤田尚弓が、ビジネスシーンでの「最強の話し方」をご紹介していきます。

 第10回は、意見をとりまとめるときの話し方。

少数派は多数派の意見に流されやすい傾向があります。また集団で決定を行う場合、個人で決めるときよりリスクをとった極端な決定になりやすいという研究もあります。

 大事な意見を逃さずに、適切な決定をしていくためにはどうすればいいのか。意見を取りまとめるときの「最強の話し方」を考えてみましょう。

◆少数派は多数派に同調しやすい

 職場でプランAとプランBのどちらがいいかについて意見を聞かれたとします。あなたはAとBのどちらが適切なのかわかりません。周りではAに賛成している人が多いようです。さて、AとBどちらに賛成しますか?

 正解がわからないとき、私たちは多数派に賛成しがちです。これは皆さんも経験からなんとなくわかっていることだと思います。

 では、プランBのほうがAよりもいいとわかっている場合はどうでしょうか。

 少数派にも関わらず自分の意見を言える人もいるのですが、自分以外が全員Aというような場合、正解がわかっていてもAに賛成するという現象が起きてしまいます。

 同じ長さの線を選ぶという簡単な問題を用意し、間違った答えを言う人たちの中で答えさせるという有名な実験があります。この課題は一人で行えば100%正解できるのですが、周囲の人と自分の意見が違うといった状況では35%の人が疑問を持ちながらも誤った回答に同調してしまいます。

なぜ「同調」してしまうのか