アレルギー性鼻炎で調査 「原因特定検査の受診」24%

 アレルギー性鼻炎に悩む人の多くは、完治しないことを不満に思っている半面、原因物質を特定する検査を受けた人は4人に1人にとどまっていることが鳥居薬品(東京都中央区)のインターネット調査で分かった。

 今年3月、調査会社に登録した人のうち、自分が「通年性アレルギー性鼻炎」あるいは「花粉症」と認識している全国の計約4700人から回答を得た。

 その結果、最も不満に思うことは、複数回答で「完治しない」が通年性で60%、花粉症で57%と最多。通年性では「効果的な薬がない」25%、「薬を飲むと眠くなる」24%が続き、花粉症では「マスクが煩わしい」46%、「薬を飲むと眠くなる」31%が多かった。

 一方、医療機関を定期的に受診している人は通年性で8%、花粉症で16%。その理由は、複数回答で通年性が「症状が軽い」45%、「市販薬で対応している」34%。花粉症では「市販薬」46%、「症状が軽い」40%で、症状がつらくなると病院に行くか、市販薬を購入する傾向があった。

 アレルギー性鼻炎の治療には花粉症なら植物の種類、通年性ならダニなど原因物質の特定が必要だが、自分の原因物質を知る人は通年性で42%、花粉症で52%。原因を突き止める検査を受けたことがある人は通年性で24%、花粉症で23%だけだった。

 調査を監修した大久保公裕日本医大耳鼻咽喉科教授は「特に通年性アレルギー性鼻炎では、多くの人が体質だから仕方ないと考えて受診していないことが分かった。重要なのは原因物質の特定で、結果として治療の選択肢も広がる」とコメントしている。