雪国まいたけ、健康効果を訴求 主力まいたけブランド「極」の市場活性化に期待 (1/2ページ)

雪国まいたけの主力ブランド「極」(右)と、キャラクターの雪ちゃん
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 ■ビタミンD不足

 雪国まいたけは、女性を中心にビタミンD不足が指摘される中、同成分を豊富に含む主力のまいたけブランド「極(きわみ)」に注目している。ビタミンDに関するさまざまな健康効果を訴求する論文や臨床結果が増えているからだ。まいたけ商品は、しいたけやしめじなどのきのこ商品に比べて市場規模が小さく、同社はまいたけ市場の活性化に期待している。

 同社が5月下旬に開催したメディア向けセミナーでは、女子栄養大の上西一弘教授がビタミンDの摂取率の現状や重要性などについて講演した。上西教授は、国内外におけるビタミンDに関する論文や臨床試験が2010年以降、急激に増えていると指摘。カルシウムの体内への吸収を促進する効果だけでなく、アレルギー性鼻炎や心筋梗塞(こうそく)、糖尿病の疾患リスクを軽減するなどの臨床結果が出ていると説明した。

 一方、日本人の血液中のビタミンD濃度を計測した研究では、特に20代女性の不足が目立っているという。これは、日本人がビタミンDを多く含むサケやイワシ、サンマなどの魚類を食べなくなったことや、過度な紫外線対策によりビタミンDが皮膚で合成されなくなったことが要因として挙げられる。

 まいたけ100グラム当たりに含まれるビタミンDは4.9マイクログラムで、他のきのこに比べて最も多い。上西教授は「ビタミンDの習慣的な供給源として、まいたけは期待できる」と指摘する。

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