内航船員の仕事を紹介 近畿運輸局などが出前講座 和歌山・宇久井中

海運の重要性などが紹介された出前講座=和歌山県那智勝浦町
海運の重要性などが紹介された出前講座=和歌山県那智勝浦町【拡大】

 高齢化が進む内航海運の船員確保につなげようと、近畿運輸局と近畿内航船員対策協議会は11日、和歌山県那智勝浦町立宇久井中学校(田中信幸校長)で「海運の重要性と船員の仕事について」をテーマに出前講座を行った。平成15年度から近畿各地で実施しており、県内では初めての開催。

 同校の1年生22人を対象に、元外航船の船長でもある同協議会の上窪良和会長(70)が講話した。

 資源の少ない日本の輸入では、海運が大きな役割を果たしていることなどをクイズも交えながら説明。「もし海運が止まってしまったら、日本の経済はすぐにストップしてしまう」と述べた。また、世界の海を航海したことも披露し、航海士や機関士の仕事内容なども紹介。海賊の撃退法は高水圧の放水といったことも話し、生徒らが興味深そうに聞いていた。

 国内の港から港に荷物を運ぶ内航海運も船員の高齢化が進み、上窪会長によると約2万人のうち4人に1人は60代以上という。