ヤマ場越す就職活動、中小や一部大手で選考続く 今年の特徴をQ&Aで (1/2ページ)

就職活動で面接に向かう大学生=6月1日、東京都千代田区
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 2019年春卒業予定の大学生の就職活動がヤマ場を越えた。今年の特徴などをQ&Aでまとめた。

 Q 大手企業の多くが6月中に事実上の内定を出した。

 A 経団連は学業への影響に配慮し、加盟企業を対象に指針を定めた。会社説明会が3月1日、面接や筆記試験などの選考活動は6月1日に解禁された。正式な内定の解禁は10月1日だが、実際には会社説明会開始後、「セミナー」などの名目で学生の選考を進め、6月1日直後に事実上の内定を出す企業が多くあった。ただ7月以降も中小企業や一部の大手企業の選考は続く。

 Q 「売り手市場」といわれている。

 A 求人が増え、学生が企業を比較的選びやすい状況を指す。人手不足などが背景にあり、リクルートワークス研究所が4月にまとめた動向調査では学生・大学院生の求人は前年比7.7%増の81万3500人と5年連続で増えた。就職希望者1人当たりの求人数を示す倍率も7年連続上昇の1.88倍だった。逆に求人が少ない1990年代は「就職氷河期」と呼ばれた。

 Q 来年以降の日程は決まっているのか。

 A 来年は今年と一緒で、4年続けて同じ日程だ。ただ、経団連は東京五輪・パラリンピックがある2020年の日程を見直す可能性がある。今の大学2年生が対象で、会社説明会などを開く大規模施設が五輪絡みで占有され、使いにくくなるというのが主な理由。経団連に加盟していない外資系やIT企業は、もともと独自の日程で選考している。優秀な人を少しでも早く獲得したい大手は、対抗するために日程の前倒しを求めている。大学や政府は「学業がおろそかになる」と慎重な構えだ。

今後も売り手市場?