【高論卓説】気になる若者の内向き志向 海外留学で異文化学ぶ機会必要 (1/3ページ)

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 日本人の海外留学者数は、2004年の8万2945人をピークに、10年には5万8806人と激減した。背景には、若者の内向き志向と長期化した景気低迷がある。そこで、官民一体で「トビタテ!留学Japan」事業を進め、留学の形態や世帯年収に応じて、費用を補助してきた。

 夏季2週間の語学研修プログラムでも、異文化体験や実践活動などが含まれていれば適用になる場合もある。その効果もあるのか、16年度は9万6412人(日本学生支援機構調査)と留学者数は増加傾向にある。

 海外留学者を増やす狙いは、日本がグローバル人材を育成しなくてはならない状況にあるからだ。それは国際社会のあらゆる分野で、日本が優位性を保てるかどうかにかかる。自国の利益や立場を主張できる人材がいなければ、国際社会での存在感は低下する。

 今の子供たちの内向き志向の改善のためには、半強制的にでも海外へ出す環境をつくらなければならない。私は先月、米ボストンにある昭和女子大学ボストン校を訪ねた。昭和女子大では、国際学部英語コミュニケーション学科と国際学科、グローバルビジネス学部ビジネスデザイン学科の学生は、半年から1年のボストンでの留学が義務付けられている。

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