【節約家計簿】給付型奨学金の申請を検討しよう (1/2ページ)

 住民税の非課税世帯や生活保護世帯のお子さんが、大学進学をあきらめないよう支えようと、平成29年度にスタートしたのが給付型の奨学金制度。独立行政法人「日本学生支援機構」を通して申し込むシステムになっています。

 給付型の奨学金制度では、条件を満たせば、月額2万~4万円の給付が受けられます。給付型は返済不要ですから、非課税世帯などでは利用したい制度ですが、導入初年度は認知度が低くて申請者が少なく、3千人を割り込む採用にとどまりました。2年目の今年度は、1万8千人を超えるお子さんが採用され、徐々に認知度は高まっているようです。

 日本学生支援機構で申し込む以外に、大学や企業でも給付型奨学金を実施しています。

 しかし、奨学金は種類や金額、申請条件などが複雑で、各家庭で機動的に情報を得るのは難しい現実もあります。そこで今週は保険会社が実施している「給付型奨学金」を2つ紹介します。

 1つ目は、東京海上日動あんしん生命が行う大学生向けの奨学金制度。病気で保護者を失ったお子さんが、大学時代に受け取れる奨学金です。給付額は年間30万円で、募集人数は60人。申請の締め切りは10月31日になっています。

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