【知ってる!?】少子化時代のベビー・子供用品(1)市場は“戦国時代”に


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 国内の出生数が2年連続で100万人割れとなり少子化が進む一方、少なくなる子供をターゲットにしたベビー・子供用品市場は活況を呈している。

 市場規模は年々拡大し、矢野経済研究所(東京)の昨年の予測では3兆8708億円。中国や韓国からのインバウンド需要はやや沈静化したが、都市部の待機児童問題もあり国内の保育環境の充実が求められていることも子供用品の市場を押し上げている要因とみられる。

 ベビー・子供服市場では1990年代後半からアパレル各社が高級路線を展開しているほか、業界大手「西松屋チェーン」などが安価で高品質のPB(プライベートブランド)商品を投入。今年7月には大手量販店も新たに市場参入し、まさに“戦国時代”の趣だが、消費者にとっては選択肢が大きく広がっている。

 親世代だけでなく、孫への財布のひもが緩みがちな両家の祖父母を含めると、1人の子供に関わる財布は6個。「シックスポケット」といわれるゆえんだ。

 インターネット購入による手軽さも市場の拡大に弾みをつけている。「西松屋チェーン」はテレビCMにも力を入れ、機能性やブランド性を前面に打ち出した。新スポンサーに決まった国民的アニメ「サザエさん」の番組効果も追い風となり、来店者が増えているそうだ。(取材協力・西松屋チェーン)